猫を病院などにつれていくにはキャリーケース(クレート)が必要です。いろいろ迷った結果、僕はリッチェルの「キャンピングキャリー ダブルドア Mサイズ」を購入しました。おすすめポイントは8つあります。
- ダブルドアは動物病院で超便利!
- ネジ止め不要で簡単に組み立てられる!
- 解体してコンパクトに収納!
- シンプルな構造だから掃除が簡単!
- 中が広くて猫が快適そう!
- 専用ストラップで持ち運びが楽になる!
- 専用カバーを使って目隠しができる!
- シートベルトで車の座席に固定できる!
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このキャリーのおすすめポイントは8つ!
①正面・上部ドアは動物病院で超便利!
このキャリーの一番の特徴は「ダブルドア」。ドアが2つあります。正面と上部から猫を出入りさせることができます。また、正面扉は右からも左からも開閉できます。


フェンは動物病院に行くとキャリーの中で固まって動かなくなってしまいます。そんなときは、以下のように上部ドアを開けてフェンを抱き上げ、診察台にのせることもできます。 理屈抜きに超便利です!

猫の保護活動をしてる方も「キャリーの奥で丸まった猫を出すときは、上部ドアが便利」と話していました。
犬の場合でも、以下のように上部ドアは威力を発揮するでしょう。

②ネジ止め不要で簡単に組み立てられる!
このキャリーはネジ止め不要です。ドライバーなどを使わずに簡単に組み立てられます。

両サイドに付いている4箇所の留め具を「カチッ!」すればOK。最後に正面扉を取り付ければ完了です。

③使わないときは解体してコンパクトに収納!
使わないときは解体すればコンパクトになります。半分くらいの大きさになるため収納しやすいです。

解体も組み立ても難しくありません。力がなくても大丈夫です。
④シンプルな構造だから掃除がしやすい!
また、解体しやすいので「掃除しやすい」のも特徴の一つ。掃除のしやすさはポイントが高いです。清潔な状態を保ちやすいです。

他社製品でトイレシートを取り付けられるものがある。ただ、内部の作りがシンプルではないため、掃除が面倒に感じました。日常使いする物は汚れやすいです。掃除はできるだけ楽なほうがいいです。
⑤中が広くて快適そう!
この商品は市場に出回っているキャリーケースの中では大きい方。中の空間が広いです。以下のように余裕を持って寝ることができます。 フェンはこのキャリーの中でいつも昼寝をしています。

人間だって狭い窮屈な空間よりも、広い空間のほうが居心地が良いです。猫も同じではないでしょうか。猫だけでなく犬にも同じことがいえますね。長時間、狭いところに閉じ込められてたらストレスになります。このキャリーなら、ゆったりしたスペースで快適にすごしてもらえるでしょう。
空間が広いので少し大きめの物でも入れることができます。寒い日に出かけるときは小さめの毛布などを入れてあげると暖かいですね。水・食事休憩もしやすいです。気紛らわしに おもちゃなどを入れてあげてもいいでしょう。
⑥専用ストラップで持ち運びが楽になる!
このキャリーは大きいので重さがあります。本体重量は約2kg。中にフェンが入ると6kgほどになります。さすがに男の僕でも片手で持ち続けるのは辛いです。

そこでオススメしたいのが別売りの専用ストラップ(ショルダーベルト)です。これを使えば持ち運びが楽になります。


⑦専用カバーを使って目隠しができる!
別売りですが「専用カバー」も用意されてます。猫がキャリーの中で激しく「ニャー!ニャー!!」と鳴いてしまうこともあるでしょう。フェンもそのタイプです。車や人の往来が激しいところだと激しく声を出してしまいます。鳴き声対策として、以下のように目隠しをしていました。

こうするとなぜか落ち着きます。もしかすると車や知らない人が怖いのかもしれません。ただ、このようにテープで目隠しをするのは見た目が悪すぎます。貧相な感じがします。
やはり専用カバーを使ったほうが見栄えします。応急処置的にタオル・テープで目隠しをするよりもこちらを使ったほうが “それなり” に見えます。

⑧シートベルトで車の座席に固定できる!
このキャリーは上部に切れ込みがあります。ここにシートベルトを通すことで、車の座席に固定できます。頻繁に車で移動する人なら重宝するのではないでしょうか。

購入した人の口コミ・レビュー
ここまで、僕なりの意見を書かせてもらいました。ただ、あくまでも個人的な意見です。そこで、この商品を購入した他の人の口コミやレビューなども以下にまとめておきます。ちなみに Amazonでの評価は以下のとおり(2020年9月5日時点)。

高評価

【家では猫の居場所】
病院で暴れてしまう8kgのオス猫のために購入。ドアの取り外しが楽です! 出てこないときは上半分を外して、そのまま診てもらいます。家ではキャリーの中で爆睡してます。

【多少高くても、さすがメーカー品!】
猫の通院のために購入。半透明のもの、ジッパータイプなど色々と使ってきました。しかし、このキャリーが一番使い勝手が良いです。このキャリーで通院してわかったことですが、猫の出し入れに手間取るか、手間取らないか、はとても重要な部分でした。高くてもメーカー品の方が良いと実感。

【ダブルドアが使いやすい】
通院時はこの商品を利用しています。シートベルトでシートに固定できるので、車で連れて行きやすい。全面、上部に扉があるので使いやすいです。作りはかなり良いです。ただ、色があまり好みではないです。とはいっても、費用対効果が良いので文句なしです。
低評価

【不良品?】
通院のために購入しました。ただ、出入り口の止めが緩くかったので猫が脱走しました。家の近所だったのでまだ良かったですが遠くだと思うと……。それ以来、ガムテープで巻いて使っています。

【構造がしょぼい】
猫をキャリーに入れて外に出たら、横の扉を突き破って車内で猫が暴走。これが車内ではなく、外だと思うとゾッとします。3kgの猫が簡単に開けてしまう構造はどうかと思います。

【もう二度と会えない】
横の扉が簡単に外れるので、病院に行く途中で逃げられました。もう二度と会えません。上蓋のだけ買えばよかったです。
◇ ◇ ◇
高評価の人は「ダブルドアの利便性」を高く評価していました。この商品は他社メーカーと比べると多少価格が高いです。ただ、使えばわかりますが利便性が良いので「精神的満足度」が高いです。安いものを購入して不満をためるより、最初から良いものを購入したほうが良いでしょう。
一方で、低評価の多くは「横の扉(正面扉)が外れて猫が脱走した」という書き込みが多かったです。実は僕も似た経験があります。この商品の正面扉は、取り付け方を間違えると外れやすくなります。とはいえ、扉の取り付け確認すれば脱走は回避できるはずです。
注意点:正面扉は外れやすい!?
上述の低評価レビューにもありましたので、正面扉の注意点を。以下の画像をご覧ください。
正面から見るとちゃんと扉が取り付けられているように見えます。しかし――

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よく見ると下の部分が外れています。

この状態だと扉が開いてしまうため、簡単に脱走できてしまいます。

正面扉を取り付けるとき、上にある取り付け穴が見えません。そのため、正面扉の上部を取り付けることだけに意識がいきます。僕は下部が取り付けられていないことを確認せずに外に出たことが何度かありました。便利な商品ですが、扉を取り付けるときはちゃんと確認するように気をつけてください。
その他に気になったことなど
以下、本商品に関することで個人的に気になったことをまとめておきます。
Q1. どこで買うのが一番安いのか?
価格.comから複数のショッピンサイトを見て回りましたが、送料込みで考えると Amazonで購入するのが一番安かったです(2020年9月12日時点)。
Q2. 専用のショルダーベルトはあるのか?
上述しましたが、このキャリーケースには専用ベルトがあります(別売)。
Q3. このキャリーは飛行機に載せられる?
調べたところ、本商品は飛行機に載せることはできません。
Q4. このキャリーに Lサイズはある?
「キャンピングキャリー ダブルドア」シリーズに Lサイズはありません。シングルドアのタイプであれば Lサイズ、XLサイズがあります。
Q5. クレートトレーニングに使える?
以下、リッチェルの公式動画の中でドッグトレーナーがクレートトレーニングについて話しています。ご参照ください。
Q6. SサイズとMサイズどちらのほうがいいのか?
どのような用途なのか? 予算はどのくらいか?――などで変わってくるでしょう。一概にどちらを買ったほうがいいとはいえません。ただ、大きめのキャリーのほうが中に入る子は快適のような気がします。
迷ったら “快適度” を優先して欲しい
上述したポイントをまとめます。
- ダブルドアは動物病院で超便利!
- ネジ止め不要で簡単に組み立てられる!
- 解体してコンパクトに収納!
- シンプルな構造だから掃除が簡単!
- 中が広くて猫が快適そう!
- 専用ストラップで持ち運びが楽になる!
- 専用カバーを使って目隠しができる!
- シートベルトで車の座席に固定できる!
個人的にキャリケースは「人間の快適さ」ではなく、「猫の快適さ」で選びたいと考えています。「猫の快適さ」を最優先にすると、大きめのキャリーケースを選ぶことになります。これは猫だけに限らず、犬にも言えることです。
2018年7月4日、僕と嫁は子猫だったフェンを動物病院へ迎えに行きました。そのときに使ったのがこのキャリーケースです。病院につくと看護師さんが開口一番「大きさ完璧!」と言ってくれました。のべ数万頭の猫と接している看護師さんの目線だと、「大きいくらいで丁度いい」ということだったのかもしれません。
▼フェンが我が家に来た日

実を言うと、リッチェルのキャリーケースが届いたとき「大きすぎたかも……」と後悔しかけました。しかし、フェンの快適度を考えるとこのキャリーケースで良かったと実感しています。
「猫は狭いところが好き」と聞きます。たしかに、自分の意志で狭いところにいるならばストレスにならないでしょう。しかし、無理やり狭い空間に閉じ込められるとなると話は別です。自分の意志でない分、ストレスを感じる可能性は高いでしょう。さらに長時間の移動であれば、さらにストレスは増すかもしれません。

キャリーケース選びに迷ったとき最優先に考えること……それは、中に入る猫の「快適さ」。選ぶ条件を変えると「本当に選ぶべきキャリケース」が見えてくるかもしれません。
商品概要
以下、「キャンピングキャリー ダブドア Mサイズ」の商品概要および関連商品。
サイズ・重量・材質など

■小型犬・猫用
■体重目安/8kg以下
■サイズ/
・外寸:36.5×57×36.5H(cm)
・内寸:33×52.5×32.5H(cm)
・前扉開口サイズ(扉取り外し時):28×29.5(cm)
・上扉開口サイズ:23×33(cm)
・収納時サイズ:36.5×57×22H(cm)
■製品重量/2.4kg
■材質/
・本体・ハンドル・扉ロックケース・ベルト取付部・上扉ロックケース:ポリプロピレン
・バックル・バックル軸・扉ロック・上扉ロック・上扉軸:ABS樹脂
・上扉:ポリカーボネート
・扉・扉軸:スチール(ポリエステル粉体焼付塗装)
▼新モデル