「猫白血病・猫エイズ」猫を保護したら動物病院で検査 / 長く生きられるように、苦痛が和らぐように

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――あなたは、猫を保護しました。次にどんな行動をとりますか?

「ふとしたタイミング」で猫を保護することがあるかもしれない。そんなときは、保護した猫の健康状態の確認も含め、なるべく早くウィルス検査などを動物病院で受けてほしい。

愛猫フェンは元野良で、子猫の時にカラスに襲われていたところを私が救出した。しかしフェンを保護して、すぐに「猫白血病(FeLV)」「猫エイズ(FIV)」のウィルス検査を受けさせたわけではない。仕事などを理由に先延ばしにしてしまった。

その結果、検査をするまでの10ヶ月間「感染していたらどうしよう……」とずっと不安だった。ウィルス検査をすることで、そういった不安も早い段階で解消できるはずだ。

「検査キット」に垂らすだけでわかる

ウィルス検査はかかりつけの動物病院にお願いした。やり方は、フェンから採血した少量の血液を「検査キット」に垂らすだけ。感染している場合は「陽性」、そうでない場合は「陰性」と判定される。フェンの検査結果は「陰性」だった。

ちなみにかかりつけ動物病院では、「猫白血病・猫エイズ」の検査費は 6000円+税。

▼使用した検査キット

ウィルス感染した母猫から生まれた「生後半年以内の子猫」は、母猫の移行抗体によって「偽陽性」と判定されることがある。そういった場合は再検査が必要になるため、動物病院へ相談してみてほしい。

「猫白血病・猫エイズ」の感染率

鳥取県の倉吉動物医療センター・山根動物病院に来院した猫の10年間(2004年1月~2013年12月)のカルテ記録をもとにした研究結果によると、10年間の「猫白血病・猫エイズ」の平均陽性率は、

  • 猫白血病:15.1%
  • 猫エイズ:17.5%

となっている。頭数に置き換えると、

  • 猫白血病:10頭に1.5頭
  • 猫エイズ:10頭に1.7頭

「感染率」は決して低いとは言えない。この二つの病気に有効な治療法はなく、できることは対症療法しかない。

猫を保護したら動物病院で検査しよう

シビアな話だが「助けた以上、責任を負うのが “助けた者” の努め」と私は考えている。保護した猫を「自分で引き取る」にせよ「里親を探す」にせよ、ウィルス検査の結果で、猫の生き方が変わることもある。さらに治療となれば、まとまった金額が必要になることもある。

金銭的な問題や、結果を知ることの怖さで、ウィルス検査を受けることを決断できない人もいるだろう。それでも早い段階で検査を受け、結果を知ることが大切だ。

余談だが、約1年前にフェンを助けたとき、入院費などで「それなりのお金」がかかった。貯金もほとんど無かったため、生活費を切り詰めていた。それでも私は「フェンを助けてよかった」と思っている。フェンは、私を毎日「笑顔」にしてくれる。

「情けは人の為ならず」。保護した猫のために、ひいては自分のためにも、ぜひウィルス検査を受けてほしい。その猫が少しでも長く生きられるように、少しでも苦痛が和らぐように。

参考リンク:J-STAGE / スナップ・FeLV/FIVコンボ
文:Bobo