【メーカー確認】「レボリューションプラス」フィラリア成虫、駆除できない

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以前の記事で、愛猫フェンに『レボリューションプラス』を投与しているとお伝えしました。

しかし、先日レボリューションプラスについて、販売元のゾエティス・ジャパン株式会社に問い合わせたところ「フィラリア成虫を駆除する効果はない」という回答が。

そこで、レボリューションプラスについて「販売元に問い合わせて分かったこと」などを書いていきます。

【補足】フィラリア成長過程を簡単に説明

ゾエティスの回答内容が理解しやすくなるため、はじめにフィラリアの成長過程を簡単に説明します。

フィラリアの幼虫は、成長段階によって「L1、L2、L3、L4、L5」に分けられています(L = Larva = 幼虫/L1は「第一段階の幼虫」という意味)。幼虫は脱皮を繰り返しながら L1~L5 と成長し、やがて成虫となります。

詳細は以下の記事をご参照ください。

説明書の記載

では本題に入ります。レボリューションプラスの説明書には、以下のよう記載が。

【効能又は効果】
猫:犬糸状虫(フィラリア)の寄生予防、ノミ成虫の駆除、ノミ卵の孵化阻害及び殺幼虫作用によるノミ寄生予防、ミミヒゼンダニの駆除、回虫及び鉤虫の駆除、マダニの駆除

《参考》[PDF]レボリューション プラス – 農林水産省

獣医師からは「フィラリア予防のために投与している」と聞いていました。しかし、引用した説明書の内容だけでは「フィラリアの幼虫だけに効果があるのか? それと成虫にも効果があるのか?」が分かりませんでした。

そこで疑問を解消すべく、販売元のゾエティスに電話で確認しました。

1)成虫は駆除できない

――レボリューションプラスでは、フィラリア成虫の駆除はできないのでしょうか?

ゾエティス「レボリューションプラスおよび、レボリューション6%は、フィラリアの成虫と、L5幼虫を駆除することは出来ません。猫の体内に入ったL2幼虫および、L3幼虫のみ駆除することができます。幼虫の段階で駆除することで、成虫が要因となるフィラリア症を予防するということです。」

2)年間投与しても副作用の心配はない

ちなみに、感染源である蚊は年中活動しています。よって冬場も含めて定期的に毎月投与するほうが安心です。しかし定期的に投与することで副作用が心配でした。

・・・

――年間通して投与した場合、副作用が心配です。問題はないでしょうか?

ゾエティス「あくまでも虫の神経系にのみ作用します。哺乳類の神経系に作用する薬ではないので問題ありません。」

フィラリアの “幼虫” を駆除

『レボリューションプラス』はフィラリアの “幼虫” を駆除することができます。しかし全ての幼虫を駆除するわけではなく「L2、L3」のみ。つまり体内に侵入したばかりの「L2、L3」を初期段階で駆除することで、フィラリア症は100パーセント防ぐことができます。

ただし “成虫” を駆除することはできません。フィラリアが成虫になってから、レボリューションプラスなどの猫寄生虫駆除薬を投与しても手遅れです。フィラリア症が発症した時点で、確実に成虫は体内に存在しています。

ちなみにフィラリア成虫を駆除するには、『成虫駆除薬を投与』するか『外科手術で除去』する必要があり、これらは猫の身体に負担がかかります。最悪の場合『死』に至ることも。

家族(猫)のことを想うと、「治療」よりも『予防』が大切だと私は考えています。大切な家族と末永く幸せに暮らすために。

関連リンク:レボリューションプラス | Zoetis JP / [PDF]レボリューション プラス – 農林水産省
文:Bobo
編:Wakame